Ψの夢を見る

ひとりでいる実験室が大好きだ.心からニュートラルになる.
研究結果がこちらの意図と合っても合わなくても,それが厳密に吟味されたものならその結果が「妥当な真理」なので.「妥当な真理」に善悪はないし,面白いか面白くないかは個人の好みで,大した問題ではないような気さえする.

基底状態

のんびりしなさいという人は「のんびり」した先に何があるのか教えてくれない.
わたしに「老後」があるなんてそれほど妥当な推測じゃない.


一方に4億5千万の機械を使った最先端地球化学があるとして.
それがあいまいさを1枚そぎ落として,「妥当な」真理に一歩近づくものならやっぱりキレイだ.
(たぶんその恩恵を受けることはないんだけど)


あるパラメータが降水量を反映して変動していると考えられる場合にそれをすぐさま古い時代に適用するのは妥当だろうか?
ひとつのパラメータは普通,複数の因子によって変動するものだから,それが気象データのない過去のものにあてはめる場合は危険,というか,注意が必要だ.いくつかの異なる過程で動くパラメタが同時に同じ傾向を指示せばその「妥当性」はずっと上がる.


真の解が得られない分野でわたしはどれだけ「妥当性」を上げられるかな.

不確定原理.