セミナー,論文,この先のこと

先週末から一週間ほどYair氏が滞在.気さくなPaleo-Oceanologist.
なぜか食べ物を分けてくれたり,ジョークを言いながらアイコンタクトをくれたり,チャーミングな先生.もっとも,わたしがジョークを理解するのは数分後であるが.



ステキな先生と出会うのは大きな喜び.
水曜・木曜と,彼は辛抱強く学生やポスドクの話しを聞いてコメントをくれた.わたしは,なんだかその一方的なプレゼンにちょっと違和感があって,横で聞き耳を立てながら,それがなんでか考えた.
けれど,それは結局,自分のプレゼンには一生懸命な学生やポスドクが,他人の話を聞けないからなんだな.

わたしは今までだって散々ばかばかしい質問もしてきたけれど,それらは,わたしが分からなかったことだから,恥をかいても得ることはあった.と,思う.そして5回に1回,3回に1回と核心に触れることで,分かっていることと分かっていないことの境界を知ることができた.


台湾の学生は質問をしないなぁ.そして毎週のセミナー,外来研究者の貴重なレクチャーを無駄にしている.


わたしは若い学生がうらやましい.だって彼らはわたしが学び損ねたものを学ぶための時間があるから.
わたしは若い学生を気の毒に思う.だって彼らは自分たちの可能性に気付かずにそれを費やしてしまっているから.



ところで,普段の生活だと自分の英語がまぁまぁのように錯覚してしまうけど,Nativeと話すとだいぶ辛いな.特にヒアリング.
早く論文を書こう.Don't wait,Yair氏のコメントはすごく的確.