偉人の教え子

やれやれ.昨日は長引く頭痛のせいか,頭が欠けている夢を見た.


2日間のワークショップから帰ってきた.いくつかのプレゼンは宇宙系の話しだったので,ほとんどチンプンカンプンだったけれど,とにかく人と出会うという点ですごくためになった.


日本人技術者のヨシさんは分析の協力を約束してくれたし,Y老師の後輩である心さんは,R老師の若かりし頃の苦労話しを教えてくれた.
Y老師,da-chun,R老師,心さんの共通の恩師であるtyphoonは5つのタイトルを取得した,稀有なサイエンティスト.Y老師と心さんの話ぶりから,二人がほんとにtyphoonを尊敬していることがわかる.近年パーキンソン病を患って,思うように体が動かないらしいが,それすら,奇才の研究者として運命めいているようにさえ思える.面識がなかったため,いまいち誰のことを話しているのか分からないまま,ふんふんと聞いていたが,終いにそれが今回のコンビーナーであることがわかった.


偉大な研究者が自分の指導者であるって,学生にとっては幸せなことなのかな?
なんとなく,帰りの高鐡で聞いてみる.Y老師は,「いちがいには言えないな.それはきっと周りによるだろうね」と言った.「彼の姿勢やアイディアは沢山のことを教えてくれるよ」
でも,学生は指導者をなかなか追い越せないじゃない?目の前の山が高すぎることはないのかな.実際にはtyphoonは物理学者だったので,4人の教え子たちは,誰もその山を登る必要はなかったらしい.

自分の山を見つけろよ.まぁ,そういうことなのかもしれない.



帰ってきてパソコンを開いたらR老師からメール,原稿が返ってきた.前回,やや感情的なメールを送ってしまったことをちょっと反省…でも,もう少し.頑張ってだそう.